鰆が来ないと春が来た気がしない...
瀬戸内海では、産卵期の春4~6月に産卵のためサワラが出現します。そのため「春を知る」魚とされています。
魚偏に春とあて、「鰆」サワラという字が作られたことからもわかります。しかし春が旬なのは瀬戸内海あたりで、関東の場合、冬が旬となります。
関東では冬の1~2月の産卵期前の脂の乗っているサワラは「寒鰆」と呼ばれ、珍重されています。
「サワラの刺身で皿なめた」という表現がありますが、これは寒鰆の口中でとろけるようなおいしさをたとえたものでしょう。
暖流に乗って広く回遊するので、場所により旬が違います。
【健康成分】
脂質の構成脂肪酸としてIPAやDHAが多いので、血栓の予防やがんの生成抑制の働きがあります。
さわらの西京漬け